翻訳者は在宅中心で「これは経費になるの?」と迷いがち。辞書やツールから家事按分まで、翻訳フリーランスが押さえたい経費と確定申告のポイントを整理します。

翻訳者が経費にできる主なもの
仕事に必要な支出は幅広く経費になります。代表的なのは、辞書・辞典・専門書・原書などの資料費、翻訳支援ツール(CATツール)や用語管理ソフトのサブスク、PC・モニター・通信費、翻訳検定などの受験料・研修費、チェックや校正を人に頼んだ外注費です。
電子辞書や有料データベースの購読料も、業務で使うものなら計上できます。プライベートと兼用のものは、使う割合で按分するのが基本です。
在宅ワークの家事按分
自宅で作業する場合、家賃・電気代・通信費のうち「仕事で使っている割合」を経費にできます。作業スペースの床面積や、1日の使用時間などから合理的に割合を決め、その根拠をメモに残しておきましょう。
按分の考え方は家事按分の記事で詳しく解説しています。
単価と「実質時給」で見る
翻訳はワード単価・文字単価で語られがちですが、調べもの・見直しの時間まで含めると、案件ごとの割の良さは変わります。単価の決め方とあわせて、時間あたりでいくら残るかを確認しておくと、受ける・断るの判断がしやすくなります。
確定申告で気をつけること
翻訳料は源泉徴収されて振り込まれることがあります。源泉された分は確定申告で精算され、払い過ぎなら還付されます。経費をきちんと集計し、経費の取りこぼしをなくすことが手取りに直結します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、税務・法務の個別アドバイスではありません。制度は改正されることがあります。具体的な判断は国税庁の最新情報や税理士にご確認ください。(2026年9月時点)